アーティスト

西村貴行

Takayuki Nishimura

PBE JAPAN GUEST ARTIST - 西村貴行

(Takayuki Nishimura)

 

西村貴行、神奈川県川崎市生まれ。

 

幼少から始めたピアノをきっかけに、音楽家を志すようになる。

3歳からピアノを始め、16歳からサックスの基礎を学び始める。18歳よりジャズサックスを本格的に学び始め、21歳の頃、世界的に知られるBerklee音楽大学の奨学金オーディションに合格し渡米。2004年卒業までの在学中、ボストンやニューヨーク、ピッツバーグなどで様々なジャンルのサポートやレコーディングに参加。

 

卒業後は日本に帰国。多くの音楽スタジオや演奏舞台で、本格的にプロとして活動を開始する。ジャズ、ポップス、R&B、ミュージカル、スタジオワーク、映画、テレビ番組などジャンルを問わず参加。バンドのライブ演奏は小さなライブハウスから3万人のコンサートまでに至る。現在は、数多くの音楽プロダクションと関わり、作曲、編曲、プロデュースを手掛ける。その内何か一つでもしなくなるなら、芸術家としてリラックスした時間を過ごせる写真をやりたいと考える。

 

プロ活動を通して、数多くの音楽プロジェクトやアルバム制作でコラボレーションを行う。サポートや共演した有名アーティストには、ロックバンドのポルノグラフィティ、作曲家及びシンガーソングライターの織田哲郎、ポピュラー歌手のTiAなど、その他にも様々なジャンルのアーティストが含まれる。個人名義では、デビューアルバム『The Moment of Becoming a Star』を自身のレーベルからリリースしている。

 

そのソウルフルな演奏ゆえに、音楽ビジネスにおいて多くのアーティストから注目を集める。ジャズというジャンルに情熱を注ぎながらも、他のあらゆるジャンルを、より優れたものとすることができる。ポップ、ロック、R&Bなどのレコーディングに加わる頻度の高さがそれを物語っている。一つ一つ丁寧に奏でる音は、自身の芸術に心を込めて演奏したもの。この暖かい演奏がステージに満ちたとき、何よりもまず、真に心のこもったアーティストであると知ることが出来る。

土井あかね

Akane Doi

PBE JAPAN GUEST ARTIST - 土井あかね (Akane Doi)

 

京都生まれ、蟹座。ジャンルやルールにとらわることなく、幅広く活動するアーティスト。音楽を中心とした芸術活動を行うなか、音楽以外にも様々な分野において多種な活動を積極的に行っている。音楽活動においては多くの舞台、映画、テレビゲームやアプリの作曲、レコーディングを行ってきた。また、デザインの分野でも活動しており、彼女自身のアルバムのジャケットやウェブページは全て自身でデザインしている。他にも読書、料理、農業、写真、ハイキングなどに興味を持っているが、それぞれをただの軽い趣味で終わらせることなく積極的に情熱を注ぎ、土井あかねならではの個性を醸し出している。

 

土井あかねは生まれた時から芸術に触れてきた。母親はエレクトーンの講師であり、幼い頃の土井あかねに最も影響を与えた存在だった。ピアノは4歳から学び始め、読譜、演奏技術、耳のトレーニングや歌を勉強し、その後にコンテストに参加するために初めて作曲活動を始めた。大学在学中はより知識を深めるために音楽サークル内でバンド活動を行い、音楽業界の中で実践的な経験を積んだ。卒業後はバンドを新たに組み、プロとして作曲活動を行い始めた。彼女が持つ高い能力によってスタジオミュージシャン及びソロピアニストとしての仕事も始め、それにより自身のソロ音源を制作するための環境も作り出した。

 

その後、土井あかねは日本の音楽シーンの中心に身を置くために東京に引っ越した。幅広いライブ活動を日々行うことによってより音楽業界に深く関わることになり、次第により大規模な公演のサポートミュージシャンとして日本中をツアーすることになる。こういった活動のおかげで彼女自身の知名度も上がり、彼女自身が行いたい活動により専念できることになる。今年に入って、PBEジャパンアーティストネットワークに加入することになった。

 

土井あかねの音楽はピアノのインプロビゼーションを中心とし、プロジェクトによって様々な楽器がそのサポートを行う。彼女のプレイスタイルは自身の多趣味な性格同様非常に幅広く柔軟で、全てのジャンルをカバーする。正確で優しく、ナチュラルで感動的なサウンドは、時にワイルドや複雑、不規則にもなる。彼女のアレンジや演奏は主にポップミュージックを中心としているが、クラシックやジャズ、ワールドミュージックの要素も取り入れており、非常に幅広いサウンドを作り出し、その多様さと発想力が聴くものを魅了する。

輪 (Ring)

PBE JAPAN GUEST ARTIST - 輪 (Ring)

 

輪、神奈川出身のボーカリスト及び楽器奏者。6歳で音楽を習いはじめ、16歳から演奏活動を開始する。何年もの間、ソロアーティストとして、また自身 のバンド「Kiichigoisei」と共に、日本全国のクラブ、カフェ、バー、レストランを演奏してまわる。また、野外イベントでのライブを、東京、名 古屋、山口、石川、富山、大阪、京都の各都市にて、行ってきた。自身のソロデビューアルバム「An Eternal Shiritori」を2015年3月21日に「 MOMO 」という名のバーにおいて、リリースした。そこでアルバム名の背景を、彼女はこう説明する。全ての物事は、まるでしりとりゲームのように、繋がっている。 母から子へ、夜から朝へ。命は繋がっている。

 

輪は、リズムパートを、メロディーを扱うように作曲することで知られる。様々なリズムパターンを揺らしながら弾き、彼 女の音楽スタイルを最大限に表現する。彼女の歌い方には独特さがあり、自然な感情の表現を特徴とする。静かに歌い他のパートと共にハーモニーを織りなす。彼女は自然やあらゆる生き物の観察からインスピレーションを受け、曲を作る。鳥、草木、風、四季の移り変わり。私たちを囲むあらゆる物において、人が気づ かないものに目をむけ、自然の風景のエネルギーを受け止め、それを、命を讃える見事な音楽として表現する。彼女にとって、音楽とは自己表現以上のもの。人 生の問題と向き合うセラピー。彼女は、音楽がしばしば誤って用いられていると語る。メインストリームの音楽で、現代風のあからさまな感情の表現や、非道徳 をまるで素晴らしいもののように扱う事に対して、彼女は、道徳と倫理の境界線をひく。

白井貴大

Takahiro Shirai

PBE JAPAN GUEST ARTIST - 白井貴大 (Takahiro Shirai)

 

PBEジャパンがお送りする白井 貴大、その多様で表現豊かなトランペットの音色で知られる、フュージョンポップトランペッター。学生時代のクラシックブラスバンドで培った経験を元に、彼はさらに他のジャンルにもいち早く影響を受け、枠にとらわれず演奏することを目指し、心の思うまま演奏する道を見出した。彼の持つ幅広い音楽の興味が、多様なスタイルのサウンドを混ぜ合わせて、新たなコンテンポラリーフュージョン音楽を産み出す事を可能とした。

 

白井は世界中でその名が知られ、これまでにタイ、マレーシア、日本、アメリカ、ヨーロッパの国々で演奏活動を行い、その活動は、コンサートステージからストリートライブまで、広範囲に至る。全ての演奏活動を通して彼が唯一使う楽器は、中国で$20で購入した中古のトランペット。音楽の演奏は心から生まれるものだと彼が信じる所以である。己の哲学を貫くことで、本当の意味で人と繋がることが出来ると信ずる。

 

「学校では音楽の基礎を学びます。その理論、実践、テクニック、などですね。その多くは僕の演奏スタイルを説明することができます。例えば、ビブラート、リズムを変える事、などですね。でも演奏中に、それをあまり意識することはありません。音楽が自然と思い浮かぶんです。特別な技術を用いてるわけではありません。即興演奏において、それが自分を自由に表現する鍵、オーディエンスの皆さんと音楽を通して気持ちが通じる鍵だと、信じています。個人的に思うのは、多くのミュージシャンは、テクニックを正すことに注力し過ぎる傾向があると思うのです。楽器は道具でしかなく、それ自体に命はありません。その楽器を演奏する演奏者こそが魂を持つものです。例えば、あの伝説的といえるビバップピアニスト、セロニアス・モンク。彼の正しいといえない運指や手の向きを批判する人はいないと思うんです。なぜなら彼の音楽は気持ちを通じあう事ができるからだと思うんです。彼が言うように、良く聞こえるなら、良いものですね。」(白井貴大)